日本の城を旅する

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日本の城

現在の日本の「城」というと大阪城や名古屋城をはじめとする、立派な天守閣に目が行きがちである。しかし、城=天守閣ではなく御殿・櫓・本丸・二の丸・三の丸・門など様々な建築物を総称して城または城郭という。また、城下町にあった堀や塁なども含める場合もある。ここでは、城郭の各建築物を簡単に説明して現在天守閣がある城を紹介していく。

天守閣

城天守閣は、戦国時代末期までは存在しなかった。本格的に天守閣が造られたのは織田信長の「安土城」といわれている。天守閣の建てられた意味には諸説あり、?城の中心としての建物?キリスト教の天主堂を模して造られたという説がある。天守閣には城主の力を誇示する大きな役割があったが、それ以外にはあまり役目はなかったという。では、城主はどこで生活をするかというと御殿と呼ばれる広い平屋の建物である。内部は天守閣よりも豪華な書院造で壁や襖障子には有名絵師により豪勢な絵が描かれ武家文化の象徴でもあった。

城櫓は、元々「矢倉」や「矢蔵」と記され、矢を貯えておく武器や消耗品の貯蔵庫として使われていた。また、戦の際は攻撃の陣地にもなっていた。しかし、戦国時代にはいると城門と共に城郭の防衛の中心的役割をしていた。江戸時代に天守閣の築城が制限されると櫓を2〜3階建てにして天守閣の代替とした事例もある。

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本丸

本丸とは、御殿や天守閣など城主の日常生活や政務、戦略を練る重要な建物が集まった区域のことで石垣や城壁で囲まれていた。

二の丸・三の丸

二の丸・三の丸は本丸を守備する第二・三の区域。二の丸は、本丸を取り囲むように設置されたり、本丸と並んで居住区として二の丸御殿として置かれている城郭もあった。三の丸は、二の丸を直接的に守備、本丸を間接的に守備するために設置された。そこには、武家屋敷や馬場などが置かれることもあった。

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城門

城門は、虎口(こぐち)という城の出入り口を守る。普段は城への出入り口となり、戦の際は防備の最前線となる。明治時代の存城廃城令で数多くの城が壊された際には、城門が寺院の門として移築されて多くの城門が現存している。